skr's tarot

☆彡なごみタロット☆彡

ソード2(逆)からタロットの魅力を語る

私が使用しているウェイト版のタロットカードは抽象画。

同じカードでも、その時、そのタイミングで受け取る印象が変わります。

受け取り方の違いが面白く印象的に出ている日があったので、それを例に挙げてタロットの面白さに触れてみようと思います。

ソード2(逆位置)

ソードのスートは思考情報を表します。

2は選択を表す数字。

ソード2のカードは、思考や情報による制限で選択が出来ない姿を現すカードです。

「AかBか、どっちにしよう…」というイメージでしょうか。

 

タロットカードの逆位置は、一般的に正位置の意味が過剰か不足の状態を表すとされているので、読み解きの幅が一気に広がり難しい印象があるかもしれません。

 

フラットに読み解くならば、動けない・選択できない状態が動き出す…という読み解きができるのが、ソード2(逆位置)と言えるでしょう。

タロットカードが面白いのは、この基本をもとに自由に読み解けるところ。

その日、その時によって、
同じカードでも深め方が変わってくるんです。

2月29日のソード2(逆)

2月29日のソード2につけたタイトルは、『祝福の音の方へ』です。

この日1番に目に留まったのは、黄色い靴。

剣を掲げた女性は目隠しをしている状態であることから、視界が遮られてなにも見えないことが伺えます。

右か、左か、どちらへ進んで良いのかも分からない状態。

そんな彼女の元へ、「こっちだよ~」と導きの声がかけられているように、イメージが膨らみました。

黄色は祝福の色。

その色の靴が、彼女を祝福の方へと連れて行ってくれるような感覚をキャッチしたことから、読み解きが進みました。

3月2日のソード2(逆)

3月2日のワンオラクルでもソード2(逆位置)が出ました。

この日は『時は来た』とタイトルをつけています。

カードを見たとき、灰色の台座に座っていた女性が、「いざ!」と立ち上がる姿が浮かびました。

立ち上がった彼女は目隠しも外れ、キリっとした視線で世界を見渡していることでしょう。

この日のメモには"動かずにはいられない"と書いてあることからも、カードからとても能動的な印象を受けた感じです。

あなたは、どちらの印象がしっくりきますか?

"今の私"が読むカード

同じカードですが、その日その時によって受ける印象が違います。

2月29日の時にはどちらかというと受動的な印象の読み解きですが、3月2日には自ら動き出すような印象を受けて、そのようにカードを解釈しました。

 

たった数日の間に、私に一体何があったのでしょうね…?

そんなことを個人的に振り返って見るのも、面白い気がします。

 

タロットカードには、もちろん基本の意味が存在します。

ただ、それはあくまで基本。

植物で言えば、種に当たる部分です。

そこから根を広げ、芽を出し、のびのびと育って…。

どの様に葉をつけ、どの様な花を咲かせるかは、読み手に委ねられていると私は感じます。

しかも、同じ読み手であってもその時々で解釈の仕方が変わる。

これがタロット最大の魅力であり面白さであると、私は日々タロットに触れていてい感じます。

タロットは自由だという言葉が、
触れれば触れるほど体感として分かっていくんです。

この柔軟さや面白さが1人でも多くの人に伝わって、タロットへ興味を持っていただけると、私はとても嬉しいです。