タロットで読み解く月相、
今回は11月1日の蠍座新月について読んでいきます。
11月1日の蠍座新月
11月1日の蠍座新月、タロットを出してみると
大アルカナ:死神
小アルカナ:カップA・カップペイジ・カップ5・カップナイト
と言う5枚になります。
今回の新月の大きなテーマが、大アルカナの死神。
死と再生を表すカードですが、決してネガティブな意味ではありません。
物事が始まる前には終わる必要がある。
永遠に続くものはなく、必ず終わりを迎える。
という至ってシンプルなメッセージが
死神というキャラクターで描かれています。
シンプルながらも本質を突くような性質は
蠍座に通じる部分でもありますね。
小アルカナでカップが4枚出ていることからも、
心や魂、自分の内側に深く意識を向けたいムードが読み取れます。
カップ4枚の中で異質に感じるのが、カップ5。
倒れてしまったカップを目の前に、どよーんと落ち込んでいる姿が描かれています。
カップが倒れ、中身がこぼれ…
それは、喪失の感覚かもしれないし、敗北の感覚かもしれません。
失ったことに対しての重い感情が
今回の蠍座新月で浮き上がってくるようにも感じられます。
また、蓋をしたくなるような感情に触れやすくなるタイミングとも言えるでしょう。
過去の痛みや傷、癒えたことにしていたもの達から今のあなたへ
伝えたいメッセージがあるのかもしれません。
それは、このタイミングで存在を思い出すということが、大きなヒント。
内側からの訴えかける声に耳を傾けやすい時です。
これら5枚から、今回の蠍座新月は
自己の本質に気づける新月
と読み解くことができます。
テーマは、『宇宙に風穴』
宇宙とは、自分自身のことです。
限界と思っていた見えない天井を打ち破り、新しい領域に至るきっかけとして
今回の新月を上手に利用していきたいですね。
蠍座新月を味方につける
今回の蠍座新月では、自分の限界突破のために深いところに触れることがおすすめ。
自分本来の深いところの望みが浮き上がってきたら、それに向き合ってみることで天井を突き破るヒントが見えてきそうです。
自分と深く繋がること、他者と深く繋がることも上手にできるタイミングなので
そのパワーを上手に使っていきましょう。
高くジャンプするためには深くしゃがみ込む必要があるように
グッと深くまで潜るからこそ、天井を突き破るエネルギーを得ることができます。
心の深くに触れるということは、少なからずザワっとする感覚を感じるかもしれませんが、そのザワっとした違和感こそ大きなヒントになってくれるもの。
自分の内側からの声を上手にすくい上げて、
未来へのエネルギーに変換していきましょう。